前田 一真

前田 一真Kazuma Maeda

2017年
Shiokawa school of chiropractic 本科入学
トムソンテクニック教室 修了
2018年
スクール在学時に塩川カイロプラクティック治療室 勤務
ガンステッドセミナー 修了
頭蓋骨クレニオセミナー 修了
2019年
Shiokawa school of chiropractic 本科卒業
2020年
ガンステッド初級コース インストラクター担当
2021年
ガンステッドセミナー インストラクター担当
2022年
CLセミナー インストラクター担当
パルペーション教室 講師担当
塩川カイロプラクティック治療室にて副院長に就任
2023年
CSセミナー 講師担当
前田カイロプラクティック藤沢院を開院し院長に就任

初めまして。シオカワスクール 講師の前田一真です。私は約半世紀続く塩川カイロプラクティック治療室で7年勤め、最終的には副院長としてカイロプラクティック最前線の場で臨床をさせていただきました。

2020年度ではインストラクターを担当させていただいており、2022年度からは講師を担当させていただいております。

また2023年5月には私の地元である神奈川県藤沢市にて、自身の院として前田カイロプラクティック藤沢院を開院させていただきました。ご挨拶として、私がカイロプラクティックと出会った経緯や、講師としての思いをお伝えさせていただきます。

前田 一真前田 一真

カイロプラクティックとの出会い

改めましてシオカワスクールで講師を務めております前田一真(まえだかずま)と申します。神奈川県藤沢市出身です。

私は元々サラリーマンをしていて、某大手運送会社で統括運行管理者として勤務しておりました。その中で遭遇した数多くの事故を通じて、命の尊さや体調管理の重要性と向き合う日々がありました。そんな私がカイロプラクティックと出会ったのは、自身が歩けないほどの腰痛に見舞われたことがきっかけです。アメリカではカイロプラクティックのテクニックは細かいものまで入れると200種類以上あるといわれておりますが、私が通った院の先生がシオカワスクールで勉強したシステムを実践するカイロプラクティックを行っていました。

自分がカイロプラクティック・ケアを受けていく中で、体に起こる様々な変化を感じているうちにカイロプラクティックに興味を持ち始めました。当時の私はカイロプラクティックというものを「怖い」・「危ない」という認識でしたが、自分の体で体験してしまったのでその効果に疑いようがなくなりました。

ただ、それがカイロプラクティックを学ぶきっかけになったかというとそうではありません。私がカイロプラクティックを本気で学ぼうと思ったきっかけは、当時自身のメンテナンスとしてお世話になっていた先生の院に通われていた患者様が皆さん『笑顔』だったからです。

皆さん、体に何かしらの不調を抱えて通っているはずなのに、「あの笑顔が出るのはなぜだろう。すごいな。これは一生の仕事にする価値があるのではないか?」と思うようになったのがきっかけです。

それから素晴らしいご縁があってシオカワスクールに入学し、カイロプラクティックを学べば学ぶほどに「カイロプラクティックを一生の仕事として選んで良かった!」と思うようになりました。

カイロプラクティックを学んできて、今思うことは哲学がとても大事だなと感じています。カイロプラクティックにはカイロプラクティック哲学という学問があり、そこではカイロプラクターとしての『あり方』の部分を学ぶことができます。

カイロプラクティック哲学とは『自然哲学』です。人間の治る力も自然のものです。誰が治すわけではなく、その人自身の自然治癒力によって治っていく。母体の中で280日間かけて人間を作り上げた力が体を治す。この『あり方』や『自然治癒力』というものが腑に落ちたことで私の中でブレない心というものが出来上がったと思います。

講師としての思い

シオカワスクールでは、より多くの人に正しいカイロプラクティックを提供できるように「正統なカイロプラクター」を育成することを目的としています。

では「正当なカイロプラクター」とはどのようなものでしょうか?

カイロプラクターに必要なことは「哲学」・「科学」・「芸術」の3つとなります。このどれか一つがかけても成り立ちません。またどれか一つが飛びぬけていても成り立ちません。3つのバランスが重要です。当スクールが教えているカイロプラクティックは、これら3つを学び、実践していくことができるものだと確信しております。

また当スクールでは海外のカイロプラクターと連携を計り、常に最新の情報を提供ができるようになっております。これらのすべてを総合的なシステムとして発展・進化させ続けているものが当スクールで教えているカイロプラクティックとなります。

哲学とは先に述べたようにカイロプラクターとしての「あり方」という根底の部分を学ぶことができます。ここが腑に落ちたときにブレない心というものが出来上がるのだと私は考えています。神経の流れを整えて自然治癒力を高めるという、目に見えない力を100%信じることができるかどうかはカイロプラクティック哲学が必要です。大事なことは外ではなく内にあります。目の前にいる患者様の体の内に答えがあるのです。

カイロプラクティックの巨匠と呼ばれる先生も、カイロプラクティック哲学をとても大切にされていました。「サブラクセーションを見つけて、それを受け入れ、正しなさい。あとはそっとしておきなさい。」この言葉だけでもカイロプラクティックの偉人たちがカイロプラクティック哲学を通して、人間の自然治癒力を100%信じていたのが分かります。

決して検査法やテクニックだけではない、偉人たちのカイロプラクティックに対する思い。この思いを勉強していくこともカイロプラクティック哲学の醍醐味であり、日本でカイロプラクティック哲学を勉強できるのは唯一、シオカワスクールだけです。

科学とはサブラクセーション(神経の圧迫)を特定していくものです。どれほどテクニックにすぐれたカイロプラクターであってもサブラクセーションを的確に見つける事ができなければ何の意味もありません。5つのクライテリア(視診・静的触診・動的触診・体表温度検査・レントゲン評価)だけではなく、問診でしっかりと患者様の状態を聴くことができるのか。世界中のカイロプラクターが残している膨大な臨床データと照らし合わせながら、自身の臨床データをしっかりと記録しているか。これらの臨床データを世界中の先生とシェアすることで、より多くの人に正しいカイロプラクティック・ケアを提供できるようになります。当スクールでは、これらの臨床データを残していけるように総合的なシステムとしてカイロプラクティックを学んでいきます。

芸術とはアジャストメントのテクニックのことです。私がシオカワスクールに入学したての頃、「芸術って言葉のチョイスはピッタリだな!」と思ったのを今でも覚えています。カイロプラクティックの巨匠たちの過去のアジャストメント動画や、塩川満章先生・塩川雅士先生の臨床でのアジャストメントを見ていると鳥肌が立つほど姿勢がキレイです。アジャストメントが上手い先生の共通点と言えるかもしれません。私は長いことバスケットボールに携わっていましたが、プレイが芸術と言える代表格が「マイケル・ジョーダン」と「コービー・ブライアント」です。彼らの立ち振る舞いや姿勢はまさに鳥肌が立つもので『芸術』としか表現できないものです。他のスポーツでもトップアスリートは例外なく姿勢がキレイですよね。これと同じことをカイロプラクティックの巨匠や塩川先生から感じ、そして学び続けています。正しいフォームは体に変な緊張がなく、術者も患者様もお互いがリラックスできます。それが質の高いアジャストメントに繋がりますし、自身の怪我の予防にもなります。

「哲学」・「科学」・「芸術」の3つをバランスよく学び、そして実践し、世界中のカイロプラクターと情報をシェアして発展・進化させていくことで、より多くの人に質の高いカイロプラクティック・ケアを提供できるようになります。

私はカイロプラクティックの話をしているとき、いつもワクワクしてきます。

全国各地の患者様が「どこへ行ったらいいのか分からない…。」と不安に怯えるのではなく、患者様自身が日々の健康に感謝し、自身の治る力に感動し、自身の体に希望を持てる。こんな素晴らしいことに携わることができるのはカイロプラクティック最大の魅力であり、最上の喜びだと思います。

そのためには、日本の代替医療のスタンダードが正しいカイロプラクティックとなるように、全国の先生方とネットワークを構築していくことがシオカワスクールの使命であると考えております。

また、感謝・感動・希望に溢れる、そんな社会を一緒に創っていける仲間を望んでいます。これが講師である私の思いです。

講師としての思い
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